2494号


全タク連は「新潟問題」継続して支援

  • 全国ハイヤー・タクシー連合会は、20日事業者大会を開き、東日本大震災からのタクシー復旧・復興、タクシー事業の適正化・活性化など8項目の大会決議を採択した。公正取引委員会から独占禁止法違反で課徴金納付命令などの事前通知を受けた新潟市ハイヤー・タクシー協会の会長が、公取委の対応の不条理さを訴え裁判で争う姿勢を示した。全タク連では新潟問題は全国的な課題であるとして、できる限りの支援をしていくことを確認した。

新規の福祉限定事業者の流し営業など違反発覚

  • 関東運輸局は19日の定例会見で、6月に福祉限定事業者として新規許可を受けた「有限会社・猿組(福祉タクシー20台)」が流し営業や駅などの付け待ち営業をしていた疑い(複数件の通報により)で先月監査を実施した結果、多数の法令違反が確認されたことを明らかにした。自動車監査指導部長は「厳正に処分したい」とする一方、2月に許可取消処分を受けた一般タクシー事業者の「株式会社・猿組」との関係では、別法人で役員もすべて異なっているとして「同一の経営と認定するのは難しい」との見解を示した。関運局では今回と同様のケースは他にみられないとしているが、一度許可取消処分を受けた事業者が、役員などを一新し、福祉限定事業者として許可申請した場合、欠格事由の面ではチェックができない現行制度の問題点が浮き彫りになった格好だ。

中央無線23社が大和自交と提携

  • 大和自交と中央無線タクシー協組加盟24社のうち、北斗システム輸送を除く23社が業務提携契約を締結することが明らかになった。12月1日から大和自交グループとしての営業を開始する予定だ。業務提携する23社のタクシー合計台数は約1670台で、大和自交と系列2社の650台を合わせると2320台規模のグループに拡大する。

羽田空港新国際線、タクシー稼動好調

  • 羽田空港新国際線ターミナルが開業し21日で1年が経過した。東日本大震災の影響で訪日外国人は激減したが、徐々に回復の兆しを見せている。東京タクシーセンターがまとめた羽田空港国際線タクシー乗り場の1日平均稼動実数調査によると、今年9月は610台と前年同月に比べ379台増加し好調だ。2014年3月には国際線旅客ターミナルが拡張される予定で、アジア圏の訪日外国人のさらなる増加が期待されている。一方、羽田の定額運賃は分かりづらいと見直し論が浮上している。

新潟協会が課徴金調査

  • 公正取引委員会による新潟交通圏のタクシー25社に対する排除措置と課徴金納付命令の事前通知を受けて、新潟市ハイヤー・タクシー協会は17日、各社の課徴金について調査を行った。25社中4社が回答を拒否。21社の課徴金合計は2億1078万円。会社別の課徴金の最高額は3479万円、最低額は236万円だった。回答を拒否した4社の台数規模などからみて、25社全体の課徴金総額は当初の予想を下回り2億3000万円になる見通しとなった。一方、会員事業者とともに公取委の調査を受けていた新潟市ハイヤー・タクシー協会への排除措置命令の事前通知はなかった。

都内個タク、台風が来て稼動減

  • 台風15号が関東地方に接近し、鉄道が一部運休するなど混乱した先月21日、帰宅ラッシュの時間帯と重なったこともあり、タクシーの活躍に期待感が高まった。東京都個人タクシー協会が同日の個タクの稼働状況を調査したところ、1週間前の14日に比べて稼動が悪かったことが明らかになった。会長は17日の都内会合で、こうした状況に危機感を示した。
    都個協は傘下約3600事業者にモバイルアンケートシステムを使って調査し、527人が回答した。台風当日の稼動人員は462人で1週間前に比べ7.2%減だった一方実車キロ、運送収入が35%増加していた。実車率は46.4%、走行距離は21%増と大幅に増加した。
    会長は当日の個タクの状況について「稼動人員が減り、運送収入は相当伸びている。実車率も高く仕事はあるのに出ていない。個タクは雨や雪が降り、台風が来ると休むという当てにならない恣意的営業になっている。関運局は『個タクは自宅の近くに車庫があり、すぐに出て行ける。何とかならないか』と問題視している」と危機感を示した。
    関運局は「当日は夕方の段階で輸送に全力を挙げるよう支持した」とし、自動車交通部旅客2課では「一部で交通渋滞はあったが、ターミナルから目的地まで一定の対応はできた。個タクでは通常、夜から仕事を行う事業者が、夕方ごろから出てくれるということも一部で見受けられたが、結果として稼働率は低かった」としている。

東個協の木村理事長が癌から復活アピール

  • 東個協の木村理事長は17日の役員研修会で、自身が大腸がんで先月27日から2週間ほど入院していたことを明らかにした。理事長は「何とか復帰できるようになった。皆様には大変ご心配をおかけした」と謝辞を述べ、「今までと同じように今日からできるわけではないかもしれないが、冗談を言える状況にもなってきた」と復調をアピールした。