2499号


都内法人タクシーの急速な高齢化で議論始まる

  • 東京特別区・武三地区の70歳以上の法人タクシー乗務員が5年前と比べて倍近くに、75歳以上では3.6倍にまで増加していることが東京タクシーセンターのまとめで分かった。こうした実績を踏まえ、東京の法人業界で高齢化対策をめぐる検討が具体化、東京乗用旅客自動車協会では正副会長会議や専門委員会で議論が始まっており、来月22日には東京ハイタク労働6団体との間で意見交換がなされる。高齢化問題は特定地域協議会でも検討課題にあがっており、労使ともに何らかの形で年齢制限を設ける必要があるとの認識が強まっている。

    東京地区法人タクシー乗務員の年齢層の推移

  • 年齢層 法人乗務員数
    (構成比)
    法人乗務員数
    (構成比)
    2006年10月末 2011年10月末
    21〜24 84(0.1%) 98(0.1%)
    25〜29 535(0.7%) 448(0.7%)
    30〜34 2,000(2.7%) 1,074(1.6%)
    35〜39 3,832(5.3%) 2,919(4.2%)
    40〜44 4,923(6.8%) 5,049(7.4%)
    45〜49 5,931(8.1%) 6,614(9.6%)
    50〜54 9,669(13.3%) 7,722(11.2%)
    55〜59 19,945(27.4%) 11,007(16.0%)
    60〜64 14,799(20.3%) 18,230(26.5%)
    65〜69 8,411(11.5%) 10,285(15.0%)
    70〜74 2,528(3.5%) 4,434(6.5%)
    75〜79 218(0.3%) 777(1.1%)
    80以上 3(0.0%) 23(0.0%)

※東京タクシーセンターまとめによる運転者証交付件数

日本最長新高速バス運行開始へ

  • 西武観光バスと西鉄高速バスは来月8日から大宮〜博多を結ぶ新路線高速バス「ライオンズエクスプレス」の運行を開始する。埼玉県から福岡県を結ぶ高速バス路線は初めてで、片道約1170キロは日本最長。1日1往復で、所要時間は15時間10分。運賃は最大1万3000円。

横浜駅西口タク乗り場、市の再編案に不満続出

  • 横浜市は横浜駅周辺大改造計画を先導する駅ビル建設が今後10年間で着工・完成するのに合わせ「横浜駅西口駅前広場の再編案」を21日、神奈川県タクシー協会横浜支部の理事会で説明した。歩行者のために広い空間を創出する基本方針で駅前至近の現行タク乗り場・プールは分散化しショットガン方式を導入、バス乗り場も集約する案。業界側からは利用者利便上、乗り場容量の少なさなどに懸念や不満が続出、支部長は「計画段階でタクシー側も関与させ意見反映すべき」と厳しく指摘した。市は2012年度までに再編計画を決める方針で関係者による協議会を立ち上げる考えを示した。

名古屋の中村タクシーが経営破たん

  • 中村タクシー(名古屋市中村区、29台)は名古屋地裁に破産手続き申請を行い、24日同手続き開始の決定を受けた。同社は20日、事業を停止し従業員を解雇した。乗務員は正社員9人、嘱託7人、アルバイト24人の計40人で、事務、整備工場を合わせると従業員46人。名古屋乗用自動車年金基金に加入、無線やチケット事業協同組合の名古屋ハイヤータクシー協同組合にも加盟。名古屋タクシー協会の理事も務めるタクシー会社の倒産に衝撃が走っている。

東個協は70歳以上の高齢者対策に具体案

  • 東個協は24日、理事会で70歳以上の事業者を対象に講習会を実施することなどを盛り込んだ事故防止対策案を提示し議論した。具体的には∇健康管理の徹底∇ドライビングシミュレーターの活用 などの案を示した。
    健康管理の徹底では、年1回の健康診断を義務化。診断結果を支部に伝え一定の基準以上の人を本部に報告させる。健康管理者講習会も開催する。70歳以上で健康診断の結果が組合の定めた基準に抵触する場合や運転に支障があると判断された場合は年1回のドライビングシミュレーター講習会を受講させる。

都営協が無線システムを更新

  • 都営協は24日の理事会で多額の費用がかかり懸案となっていた無線システムの更新を決めた。一部で反対の声もあったが「無線存続のためにはやむを得ない」として、賛成多数で承認した。無線システムについては継続的に検討していくことも確認した。同システムは保守期限が切れ、システム会社からは更新が求められていた。費用は8000万円弱。先に承認している基幹システムの構築費用と合わせると1億5000万円超に膨らむ。先月の理事会では意見が相次ぎ、まとまらなかった。