2509号


国交省「悪質事業者」警察に告発する方針

  • 国土交通省は、バス・タクシー事業者が車両・営業停止の行政処分を受けた後も法令違反を繰り返すなど悪質な場合、警察への告発に乗り出す方針を固めた。「刑事告発指針」を作り、早ければ3月末までに地方運輸局に通達する見通し。道路運送法には罰金などの罰則規定はあるが、無許可営業の"白バス""白タク"を除き適用されたケースは少ない。監査に投入できる人員規模など行政コストの事情も踏まえ、悪質事業者に対する制裁の実効を高め、市場の適正化を徹底する考えだ。先月30日の「バス事業のあり方検討会」で基本的な方向を示した。

新潟圏のタク運賃カルテル問題で15社が審判請求へ

  • 新潟交通圏法人タクシー事業者に対する公正取引委員会の排除措置命令と課徴金納付命令について命令を受けた25社のうち都タクシーなど15社が近く、公取委に審判請求を行うことが明らかになった。15社のうち4社は、排除措置命令と課徴金納付命令に従うものの、審判請求をするという。残り10社については、審判請求はなされない見通し。請求期限は今月20日となっている。

チェッカーグループ薬物検査推奨

  • チェッカーキャブでは、乗務員による薬物使用を抑止するため、薬物検査の導入を加盟各社に推奨している。簡易型の薬物検査キットをチェッカーが一括購入し、希望する各社に配布する。検査は任意で、労使協議の上、本人の承認を得て行う。独自に検査をしてきた栄泉交通の社長が提案し、チェッカーとしての導入が決まった。チェッカーでは「チェックすることで、薬物依存の人が入ってこないようにする水際作戦という面が大きい」としている。

ワンコイン2社「車停過重処分取消」訴訟で勝訴

  • 大阪地裁は3日、新金岡交通とワンコイン八尾が、国(近畿運輸局)を相手に「車両停止処分」の取消を求めていた裁判で、原告側の主張を認め、近運局に対し「車停処分」を取り消すよう言い渡した。ワンコインタク関係の勝訴判決は2007年2月の「車両持ち帰り勝訴」の1審判決以来になる。

千葉の個タク事業者が車検切れで1年超運行し過重処分

  • 関東運輸局は1日、約1年4ヶ月の長期間にわたり無車検運行を行っていた個人タク事業者に対し、150日車の車両使用停止処分を行ったと発表した。自動車監査指導部によると478日に及ぶ無車検運行は異例で「悪質違反として過重処分した」としている。関運局管内の個人タクの車検切れ違反に対する車両停止事案は2011年は8件で前年に比べて倍増。同運輸局は「責任を持って自己管理していただきたい」と警鐘を鳴らしている。
    今回処分されたのは千葉県・京葉交通圏の宇参幸一事業者で、東部個人タクシー事業団協組(市川市)の理事長職を務めている。監査では無車検運行のほか、乗務記録の不備、定期点検の未実施、事業報告書・輸送実績の未報告もみられた。