2513号


NASVA「被害者援護」へ軸足、運行管理講習など民間移行

  • 自動車事故対策機構(NASVA)は4月以降バス・タクシー・トラック事業者への「安全指導業務」(運行管理者指導講習、運転者適正診断)を民間に順次移し、事故後の「被害者援護業務」に軸足を置いた新しい体制にシフトする。政府の独立行政法人改革に伴うもので、「自動車アセスメント業務」(安全性能評価・衝突実験)は、交通安全環境研究所と自動車検査独法が統合した後の新法人に移管する。

スカイツリーのタク集中基地局へ今週から無線機移設作業

  • 関東自動車無線協会東京支部は会見で東京スカイツリータクシー無線集中基地局の完成を報告した。今週から都内17無線グループ・協組が順次スカイツリー側と本契約を締結し、無線機移設の作業に入ることを明らかにした。契約期間は20年。「今回の集中基地局の移転に際し、東京支部として1億5000万円の経費をかけた。減価償却などを考え、長期の契約を結ぶことになった」と説明した。

認可発表日に悲劇

  • 関東運輸局が管内の譲渡譲受認可を発表した先月9日、東京都練馬区内の公園で、譲受者のAさんが首をつった状態で遺体となって発見された。53歳だった。公示のちょうど午前10時に見つかった。認可書交付を8日後に控えた出来事だった。
    当該団体の役員によると、Aさんとは手続きの関係で連絡を密にしていたが、認可直前の6日ごろから急に途絶えた。役員が心配になり、9日にAさんのアパートを訪ねても応答はなかった。
    紹介者や所属会社の上司も訪問したが、部屋は施錠されていた。「病気で倒れている可能性も」と、家主とともに解錠し、部屋に入るとAさんはいなかった。「どこに行ったのか・・・」。首をかしげていると、家主が「そういえば、公園で首つりがあった」
    警察で遺体を確認すると、Aさんに「どうも似ている」。遺品に鍵があった。Aさんの部屋に合わせてみると鍵が開いた。遺書などは残されていないというが、現場の状況などから自殺とみられている。
    ・・・「自己資金もあった。タクシー乗務もしていない。いたって普通の人。思い当たることはまったくない」と話す役員は「開業を前に一番わくわくして希望に燃えているときだったはずなのに・・・」と肩を落とした。
    譲渡者が認可前に亡くなるケースはあるが、譲受者が認可前後に亡くなるのは異例。関運局によると認可処分は通常通り行われたが、譲渡譲受が完了しておらず、譲渡者も廃業したという。Aさんは15日に荼毘に付され、郷里の沖縄に帰った。