2525号


政府の増税対策でタクシーメーター支援検討

  • 政府の「消費税の円滑・適正な転嫁等検討本部」の第2回会合が先月31日、首相官邸で開かれ、消費税増税時の価格転嫁・表示対策の方向性をまとめた中間整理を了承した。鉄道、バス、タクシーなど公共交通運賃・料金の改定に際し、申請書類と審査基準を簡素化することや、交通系ICカード、タクシー運賃メーターなどが想定される事業者の機器・システムの改修の負担には予算・税制措置で支援を検討する方針を打ち出した。
    税率引き上げ分の価格への上乗せ方法と価格表示について、業界団体や事業者間で取り決める「転嫁カルテル」「表示カルテル」の容認を検討することもうたわれた。公正取引委員会に届け出た場合は独占禁止法の適用除外として扱う方向。本体価格自体を話し合って決定する「価格カルテル」は認めない。
    中間整理をベースに所管省庁が業界団体のヒアリングを続け、指針の作成など具体化の作業に入る。この日の検討本部会合でこれまでの団体ヒアリング・意見提出の状況が示された。国土交通省関係では、公共交通機関に対する負担軽減措置 ∇システム改修への支援、1年の準備期間の確保 ∇自動車関係諸税の軽減−−などが主な要望に。
    国会で審議中の消費増税関連法案では、消費税率を2014年4月に現行5%から8%、15年10月に10%に2段階で引き上げる。原案で鉄道、バス、タクシーなど公共交通への「軽減税率」の適用は見送られている。タクシーの場合、法人タクシー・個人タクシー間の運賃"格差"や、初乗り額が割高になる懸念も主要論点となる。

東京観光タク推進協が始動

  • 東京の観光タクシーが全都ベースで本格稼動する。タクシー業界、観光業界、行政などがスクラムを組んで観光タクシーを全面バックアップする「東京観光タクシー推進協議会」が1日発足、観光を軸にタクシー事業活性化を推進する。タクシー生誕100周年の8月5日に第1陣の東京観光タクシードライバーの出発式が行われる。東京観光タクシードライバー認定制度の導入を同協議会が決定、観光ドライバーの質向上が図られる。同協議会は駐車場対策、観光名所とのタイアップなど1社では難しい交渉をサポートする。

「陸援隊」事業許可取消しへ

  • 関東運輸局は先月29日、関越ツアーバス事故を起こした貸切バス事業者の陸援隊に対する特別監査の結果、28に及ぶ法令違反事項を確認し、道路運送法に基づく事業許可取消しに該当することを明らかにした。同社の異議申し立ての聴聞は18日行われる。同社の違反点数は許可取消しの81点を超える。社長は先月27日同運法違反の疑いで逮捕された。

静岡県タク協会で「風」社を除名処分

  • 静岡県タクシー協会は先月29日、第47回総会で、会員会社「風」に対する除名処分を全員賛成で決めた。提案理由として @会費等約15ヶ月分の未納 Aタクシー禁煙化の協会方針に1社のみ反して未実施 B2度に及ぶ無車検タクシー運行などによる行政処分を受ける−−を指摘。この指摘について同社代表者は弁明の際「事実」と認めつつも、未納としている事情説明を行った。弁明の後、挙手採決の結果、全員により除名処分の議決となった。除名処分は協会の歴史上初めて。