2529号


国交省は行政処分の詳細公表へ

  • 国土交通省はバス・タクシー・トラック事業者の行政処分の公表制度について、法令違反項目など詳細な情報をオープン化する方針を6月25日決めた。貸切・高速ツアーバスの安全対策の強化に伴い、乗合バス、ハイヤー、タクシー、トラックにも広げる。6月分の処分結果から逐次、同省のインターネットホームページなどに掲載する。
    現在の公表形式は、事業者名や車両停止など処分内容・点数のほか、違反行為では代表例のみを記載し「他○件」と表記している。今後は違反事項を基本的にすべて載せ、利用者の"監視"を通じ、市場退出を促す一助にするという。代表取締役の氏名も入れる予定。

松本市個人タク協組が駅前清掃を請け負う

  • 松本市個人タクシー事業協組は7月から松本駅東口と西口の駅前タクシー広場の清掃活動事業を開始した。JR駅構内タクシー協議会(法人8社・個人2団体)から費用負担を受け、組合員が交代で駅前タクシー広場の清掃を行う。個人タクシー事業者団体が、自ら入構する駅前タクシー広場の清掃活動を請け負う事例は全国でも珍しい。松本駅のJR駅構内タクシー協議会では従来、地元のシルバー人材に清掃活動を委託していたが、高齢で継続が難しくなったことから新たな委託先を探していた。
    検討の過程で、協議会に加盟する松本市個人タクシー事業協組から、「従来と同じ費用を負担してもらえるのであれば活動を請け負う」と提案があったため清掃活動を引き継ぐことになった。
    構内タクシー協議会が松本市個人タクシー協組に支払う費用は月額2万7000円。個人タクシー組合側では1週間ごとに1人担当者を決め毎日の清掃活動を行う。清掃や雪かき道具、腕章なども協議会から支給され、活動の際には、松本市個人タクシー協組が着用しているブレザーに腕章をつけることになっている。担当者には組合から1週間につき3000円が支払われる。

無許可乗合で事業者を逮捕

  • 京都府警察本部によると6月26日、京都府久世郡久御山町に在住する個人タクシー事業者の伊藤義明(47)容疑者を道路運送法4条1項に違反したとして逮捕した。伊藤容疑者の逮捕容疑は12年4月28日に京都市伏見区の京阪淀駅で3人の利用者を言葉巧みに勧誘し、無許可で一般乗合運送事業を行った疑い。
    近畿運輸局京都運輸支局の担当官によると数年前から個人タクシー事業者などが乗合タクシーを運行しているとの情報を得ていたため、捜査権を持つ警察に相談したという。同支局は容疑者について警察での拘留が終わり次第、事情聴取をする構え。「道路運送法違反のため、何らかの行政処分が下ることになる」という。
    伊藤容疑者は"でんでんむし"系の全京都個人タクシー共済協同組合に所属している。同協組理事長は「個人タクシー再生を掲げて取り組む中、このようなことが起こり非常に残念だ。京都地域だけでなく全国に悪影響を与えた。あらためて公共交通機関としての自覚を持って、気を引き締めてほしい」としている。