2536号


タク事業法、今国会提出は微妙

  • 民主党の議員立法「タクシー事業法案」の今国会提出・成立は政局の影響を受け、困難な情勢となった。自民党側の対案「タクシー特措法改正案」が今月登場したものの、「事業更新制」の創設、独占禁止法「適用除外」の導入など双方の内容に隔たりも大きく、9月8日までの会期中、両党間の修正協議は未了で終わる様相だ。民主党政策議員連盟の会長と自民党タクシー・ハイヤー推進議員連盟の会長によるトップ会談が近く行われる見通しで、今国会を断念するなど情勢分析するとともに、次のステージとなる秋の臨時国会に向け、擦り合わせを続けることを確認するものとみられる。

JR西日本が車外喫煙に厳罰

  • 西日本旅客鉄道(JR西日本)は、京都駅北口タクシー乗り場で運転者の車外喫煙を現認した場合、「JR入構証」の承認取り消しなど厳罰措置を講じる方針を打ち出した。これを受け京都タクシー業務センターは21日、北口乗り場の車外喫煙に関して法人・個人事業者団体など関係者に注意文書を送付。運転者への指導強化、喫煙の際は専用スペースを使用ーーなどについて周知徹底を図っている。京都市が今年2月から「京都駅地域」でも路上喫煙による過料徴収を始めた事も影響しているようだ。

東京・霞ヶ関で個タクが個タクをはねる

  • 東京・霞ヶ関の経済産業省前で、東個協(でんでん虫)の個人タクシー事業者が日個連都営協(ちょうちん)の事業者をはね、死亡させる前代未聞の事故が起きた。死亡した個タク事業者は待機中に車を離れ、道路を横断しているところを、はねられたとみられている。全個協の会長は都内会合で「不幸な事故が起きてしまったが、ふんどしを締め直して前に進んでいくしかない」と表明した。東個交通共済は傘下支部に向け速報を発出。東個協は現場でビラを配布、注意を呼びかけた。
    24日時点で当該事業者が拘留されていることから詳細は明らかではないが、東個交通共済などによると、事故は18日午前0時31分ごろ、東京都千代田区霞ヶ関1の3近くで、東個協の事業者(64)が国会通りを内幸町から霞ヶ関方面に向かっていたところ、道路中央に設けられた緑地帯方向から歩いてきた都営協の事業者(65)をはねた。都営協事業者は搬送先の病院でまもなく死亡した。死亡時刻や死因は不明だという。
    現場は片側4車線で、横断禁止の場所。当時、進行方向左端の車線は経産省に付け待ちする車列が延びていた。都営協事業者はここに待機し、何らかの理由で車を離れ、戻る途中に左から2番目の車線を走ってきた東個協事業者にはねられたとみられる。
    東個協事業者は今年に入り軽微な追突事故を起こしていた。事故当時は時速約50`で実車走行していた。東個交通共済理事長は「横断禁止の場所だが、なぜ歩行者に気づかなかったか。道路上は何があるかわからない。特に深夜はしっかりと危険予測して運転してほしい」としている。
    全個協の会長は先週、都内で行われた会合で相次ぎ、この事故に触れ「(車両から出て)"たむろ行為"をしないよう絶えず訴えてきたが、直っていなかった。はねた方が悪いのは当然だが、道路の真ん中を横断するのは、何とかしていかなければ、事業用自動車総合安全プラン2009の取り組みを進めていく中で起きた。暗い話だが、何があっても乗り越えていかなければ」と強調した。
    東個交通共済は23日付で傘下39支部に事故速報を発出し、注意奮起した。東個協は特別指導員が22日と24日深夜に現場に出向き、待機中に車両を離れ ∇"たむろ行為" ∇立ち話行為 ∇横断歩道以外での横断 ∇植え込み内に入る行為ーーをやめることを呼び掛けるビラ約200枚を1人1人に説明しながら配布した。

全個協傘下事業者の平均年齢5月末時点で62.4歳に

  • 年齢層別事業者数
               (2012年4月30日現在)
      〜39歳 243 (323) 0.6%
    40〜44歳 1,112 (1,140) 2.9%
    45〜49歳 1,809 (1,852) 4.8%
    50〜54歳 2,703 (2,958) 7.1%
    55〜59歳 5,407 (6,309) 14.2%
    60〜64歳 11,660 (12,339) 30.7%
    65〜69歳 8,089 (7,690) 21.3%
    70〜74歳 4,573 (4,467) 12.0%
    75〜79歳 1,948 (1,866) 5.1%
    80歳以上 409 (344) 1.1%
    合計 37,953 (39,315) 100.0%
    ※ 全個協まとめ
    単位は人。()内は前年同月