2556号


自賠責、平均15%値上げへ

  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責)の保険料が4月からバス・タクシー・トラックを含む全車種で引き上げられることが、9日の金融庁・自賠責保険審議会で決まった。値上げ幅は全車種平均15%前後となる見込み、次回17日の会合で改定料率や車種区分ごとの額を決定する。2011年1月の自賠審で、使用者への急激な負担増を避けるため、11年度と13年度の二段階に分けて引き上げる方向が出ていた。近年、交通事故の死者数は減っているものの、後遺障害が残る被害者への保険金支払いが増え、赤字収支が続いていた。11年度値上げは平均11.7%、営業用バスとタクシーは20%前後だった。この日の会合で「損害率」などの関係指標を検証。収支の悪化が予測通り推移し、運用益も枯渇する見通しが示され、13年度も引き上げる方針を確認した。「必要以上の治療は避け、適正な支払いをすべき」などの指摘が出された。赤字額は12年度末で5128億円に膨らむ見込み。

遠賀タクシー許可取り消し延期

  • 1月8日付けで事業許可が取り消されることになっていた遠賀タクシー(熊本県遠賀町、40台)の営業が当分の間認められることになった。福岡地裁が昨年12月28日、同社の申立てに基づき、1審判決までの処分の効力停止を認める決定出したためで、裁判長は「処分によって生じる損害の回復は非常に困難で、効力を停止する緊急の必要がある」と説明している。同社社長は「年を越せるか社員達はみな不安がっていたのでとりあえずはほっとしている」とコメントを発表した。

都内でまた個人タクが死亡事故

  • 都内で個人タクシーの死亡事故が止まらない。警視庁や東個交通共済協組によると、10日午前1時55分ごろ、大田区南雪谷2−17−9の中原街道下り線で、東個協の男性事業者(63)が運転する個人タクシーが実車中、男子大学生(23)と接触した。男子大学生は病院に搬送されたが、同5時ごろに死亡した。事業者や乗客に怪我はなかった。男子大学生は30メートルほど引きずられたとみられている。現場は東急池上線雪が谷大塚駅付近の見通しの良い道路。詳しい事故原因は調査中。