2557号


自賠責、車種別値上げ率決定

  • 自動車損害賠償責任保険の2013年度以降の保険料引き上げ額が、17日の金融庁・自賠責保険審議会で決定した。全車種平均の上げ幅は13.5%で、法人タクシーは20%超、個人タクシーは31.3%の大幅な上昇となった。改定日は4月1日。保険期間の契約・更新の始期が3月末までのケースは現行の額が適用される。

  • 2013年度以降の自賠責保険料
    車種 保険料 引き上げ額(率)
    バス 62,450 8,580(15.9%)
    タクシーA 138,760 24,270(21.2%)
    タクシーB 109,980 18,970(20.8%)
    タクシーC 83,370 14,060(20.3%)
    タクシーD 37,610 8,960(31.3%)
    自家用車 27,840 2,890(11.6%)
    (注)単位・円。4月1日から適用。自家用車は
    24ヶ月契約、その他12ヶ月契約。バスは営業
    用。沖縄と離島を除く。
    タクシー自賠責保険料の適用区分
    A・・・東京特別区、大阪市、名古屋市、京都市、
    横浜市、神戸市、川崎市のタクシー。札幌市、
    北九州市、福岡市のタクシー・ハイヤー
    B・・・A、C、D以外
    C・・・東京特別区・武三、大阪市域、神戸市域、
    名古屋市、京都市、横浜市、川崎市のハイヤー
    D・・・個人タクシー

タクシーD区分の個人タクシーの上げ幅は対象32車種を通じ、最大だった。8960円増の3万7610円に。国土交通省は「他の車に比べ、損害率(収入純保険料に対する支払保険金の割合)が高かったため。事故が多いのか、単価が高いのかなど検証はこれから」としている。

日産が今夏めどにUDタクシーをLPG化

  • タクシー業界やLPガス業界が待望していたUDタクシーのLPガス化が今夏にも実現する。日産自動車がNV200バネットタクシーでLPGとガソリンバイフューエル車の市場投入を準備しており、先行して4月に後改造ニーズ対応する強化エンジンを搭載した車両を発売する。全タク連は「タクシー業界の強い要望が実現するのは朗報だ」としており、これによりUDタクシーの普及が一気に加速するのは必至だ。

東運支局はタク駐停車違反集計作業終え呼出し調査実施へ

  • 関東運輸局は16日の専門紙定例会見で道路交通法108条に基づき公安委員会から東京運輸支局に通知され未処理となっている法人タクシー駐停車違反5400件の事業者・営業所別の集計作業が終了したとし、自動車監査指導部長は「今後、文書警告、車両停止の行政処分が予定される事業者に順次、東京運輸支局で呼び出し調査を行う」と述べ、月内にも着手し年度内に完了、早期に行政処分していく方針を示した。

14日の大雪で個タクのスリップ事故7件発生

  • 関東地方が大雪に見舞われた14日、東京でも積雪は8センチにも達し、交通機関が大きく乱れた。都内個人タク業界では雪によるスリップ事故は7件発生した。これについて関係者は「比較的少ない」と評価する。事前周知が奏功したことや、営業する事業者が少なかったためだという。東個交通共済では当日、ブレーキをかけた際にスリップし、ガードレールや壁にぶつかる事故などが5件起きた。日個連交通共済でも同様の事故が2件発生。この7件の事故のうち、5事業者が夏用タイヤだった。

関運局はタクセン通報要件厳格化し、適正化へ本格着手

  • 都内一部個人タクシーの相次ぐ不適正営業や不祥事を受けて、関東運輸局が適正化に向け、本格的に乗り出した。同局は行政処分や監査の対象としていた東京タクシーセンターの「通報要件」を厳格化したと16日発表した。要件の「1年以内に2回の是正指導等を受けた者」を「2年以内に2回」に拡大したほか、タクシー乗り場等適正運営推進制度の規制違反点数が累積5点以上に達し、苦情・指導かあった者も同要件に加えた。4月1日から実施する。

都個協一般社団化問題、再び決裂

  • 東京都個人タクシー協会の一般社団化問題が再び行き詰った。日個連都営協が17日の理事会で、同日の都個協・一般社団法人移行特別委員会の内容を報告。理事長が冒頭挨拶で「歩み寄るところなく話が決裂した」と明らかにした。都個協は21日に開く理事会で何らかの方針を示すとみられるが、東個協、都営協両団体の思惑もあり、先行きは不透明な情勢になっている。

10日の東個協組合員が起こした死亡事故に新事実が判明

  • 東個交通共済によると、組合員(63)が10日、東京都大田区南雪谷の中原街道で大学生(23)をひき、死亡させた事故について、当該組合員が大学生をひく前に、前を走っていた中型貨物車が大学生と接触、転倒させていたことがわかった。大学生は中央分離帯の横断防止柵を乗り越えようとした際に、貨物車と接触。当該組合員が片側2車線道路の第2車線を走行していたところ、前方の中型貨物車が急に第1車線に道路変更し、当該組合員が大学生をひいたとみられている。