2566号


タク運賃「転嫁カルテル」容認

  • 来年4月の消費税増税に伴うタクシー運賃転嫁・値上げ問題で、業界団体や事業者間で税率アップ分の上乗せを取り決める「転嫁カルテル」が認められる。公正取引委員会に事前に届出すれば、独占禁止法の「適用除外」として取り扱われる。運賃本体を統一する「価格カルテル」は不可。転嫁・表示カルテルを容認する財務省、公取委、消費者庁など共同策定の「消費税転嫁対策特別措置法案」が22日閣議決定された。今後、内閣官房の「公共料金ワーキングチーム(WT)」が、タクシーを含む公共交通運賃の認可手続きなどの指針を5月までに打ち出す方向。タクシーの転嫁をめぐる諸課題の一つが固まった。

関運局、約6900件の違法駐停車違反「処分完了」

  • 関東運輸局は21日の記者会見で東京運輸支局に公安委員会から通知され未処理となっていた都内法人タクシー駐停車違反に対する事業者の呼び出し調査および行政処分が終了したことを明らかにした。

都内業界「特定診断」を徹底

  • 死亡・重傷事故などを起こした運転者に受診が義務付けられている「特定診断」が都内個人タクシー業界で注目されている。関東運輸局が昨年11月に発出した事故の再発防止に関する通達などを受け、業界全体で同診断に対する意識が高まった。同12月に未受診者が60日の車両停止処分とされたことも背景にある。これまでほぼゼロだった受診者は自動車事故対策機構(NASVA)東京主管支所のまとめによると、昨年12月と1月だけの2ヶ月間だけで約20人に及ぶ。事業者・運行管理者・運転者などを兼ねる個人タクだけに、確実な受診が求められる。

都内個タクが酒気帯びの疑いで自損横転事故

  • 警視庁亀有警察署などによると、18日午前3時50分ごろ、葛飾区新宿5の9付近の中川土手通りで東個協の組合員(58)がガードパイプに衝突、横転した。酒気帯び運転の疑いがあり、同署は慎重に調べを進めている。同組合員は土手沿いを水元方面に走行中、何らかの理由でハンドル操作を誤り、ガードパイプに衝突。助手席側を下にして車体が横転した。乗客はいなかった。一時、車内に閉じ込められたが、まもなく救助され病院に運ばれた。頭を打っていたが、大きなけがはなかった。車両は大破した。亀有署は当時、人命の安全を優先するため同組合員を先に病院に送った後、アルコールチェックしたところ、基準値以下だった。現在、同組合員らに話を聞くなど調査している。同組合員は個人タク15年目。これまで事故はなかった。東個協では昨年3月に品川区南大井で飲酒運転の転覆事故が発生、再発防止に取り組んでいるさなかだった。