2567号


次世代タク車両はUDに

2018年2月末に生産中止となるトヨタ自動車のコンフォート系LPGタクシー仕様車の後継車は、ユニバーサルデザイン(UD)車両に固まった。燃料系統はLPガスハイブリッドを採用、価格帯は350〜400万円が見込まれる。発売時期は未定だが「18年2月末のコンフォート生産中止が目安」との見方が有力だ。一方、UD車で先行する日産自動車は1日、「NV200バネットタクシー」をLPG改造に対応できる強化エンジンを積んだ改良車を発売する。今夏には、全国ハイヤー・タクシー連合会の要望に応じる形でバイフューエル車が市場投入されるなど市場環境の整備に躍起だ。トヨタ・日産のUD路線が鮮明になったことで、タクシー車をめぐる情勢に影響を及ぼすのは必至だ。


都個協一般社団化問題、全個協理事会で懸念の声

全国個人タクシー協会の会長は3月28日の理事会で、東京都個人タクシー協会の一般社団法人移行に向けた進ちょく状況について報告した。11月末の申請期限に対し、東個協、日個連都営協で議論が硬直化していることを踏まえ、都個協が解散になった場合でも、共済給付や役員体制などで混乱しないよう7月の総会時に"保全策"を提案していく考えを示した。この問題をめぐっては理事から「東京だけの問題でなく、全国に波及している」など懸念の声が相次ぎ、早期の事態収拾に向け両団体が尽力するよう求めた。


【東個協では】


3月25日の会合で都個協の一般社団移行問題をめぐり活発に意見交換した。理事からは「東個協がもっと中心になって意見を言うべき」「ここまで馬鹿にされていたら駄目だ」との意見のほか、「"保険"のために新組織を作ってほしい」との提起もあった。理事長は東個協が議決権行使者数などの定数で譲歩しているが、都営協が現行定数の維持を主張しており、議論が進んでいない点などから、都個協の総会が行われる7月の決着は「難しい」との見通しを示した。


【都営協では】


理事長は3月25日に開いた理事会の冒頭あいさつで都個協の一般社団法人移行をめぐる問題に触れ、先の都個協の臨時総会で会費免除案が否決になったことについて「都営協の総意と受け止めている。退路を断った。背水の陣を引いた。都個協は何が何でも一般社団法人に移行しなければならないと強く思っている」との姿勢を示した。その上で「社会からの信頼回復が喫緊の課題だ。都個協は資質向上、適正化、事故防止に、懸命に取り組んでいる。消費税の問題もある」と、都個協が果たす役割を重要視した。先月19日に行った都個協正副会長会議と関運局幹部との意見交換では、会員の1団体が議決権の50%以上を持つことに対し強く懸念を訴えたとし、「7月1日の通常総会で決定するよう強く言われている」と報告した。


都営協は支部設置規約の改定を継続審議に

日個連都営協は3月25日の理事会で組織問題について議論を交わした。タク特措法で新規許可が実質閉ざされ、支部員確保が難しい情勢を踏まえ、運営・支部設置両規約の緩和策を提案したが、意見が相次ぎ、継続審議となった。


東個協ニュース(407号)より抜粋

紙面第2562号の当て逃げ・ひき逃げ事件4件すべてについて「東個協ニュース407号」で公表されていたので追記いたします。
  1. 1月9日午後11時10分頃、中央区八重洲1の3で、信号待ちしていた法人タクシーに70代の東個協組合員の車両が追突した。相手方から110番通報をしたほうがいいのではないかと言われると、当該組合員はUターンして逃走した。すぐに手配されて、中央警察に業務上過失傷害と救護義務違反で逮捕され、2日間拘留された。本人から状況を聞いたが「点数がなかった」と言うだけで反省はしていなかった。担当者が同行して、被害者の見舞いに行った時もジャージ、ジャンパー姿で、相手方に文句を言う始末で、被害者も態度を硬化させて慰謝料増額を求めてきている。この組合員は1月28日付で廃業した。

  2. 1月23日午前3時頃、六本木交差点から渋谷方面に向けたレッドゾーンの乗車禁止区域に停車していた東個協組合員は、警察官が来たので急発進して、通報したと思われる人に接触して倒し逃走した。当該組合員は「身に覚えがない」と言っているが、救護義務違反で調査が行われている。25日に役員同道で組合員から事情を聴いたが「被害者は白タクで、お互いに顔をよく知っている」と言って、反省する様子はなかった。私どもはこの事故を運輸支局に報告したが、「遅い」とお叱りを受けた。この件について専務が呼ばれ「事故や不祥事が発生したら、すぐに情報を共有して対応しなければならない。事実関係が不明な場合でも、まず支局に連絡を入れ、その後修正報告をするように」と言われた。

  3. 1月31日午後3時5分頃、新宿区山吹町で80代の東個協組合員は前方の車両を避けて左に寄った際、駐車していた自家用車に接触し、そのまま逃走しようとしたが相手方に捕まって、ひき逃げとして警察に車両を押収された。運輸支局には2月1日付で報告した。

  4. 1月31日に着け待ちから発進する際に、東個協組合員は前方の法人タクシーに追突して、そのまま逃走したのではないかと、翌2月1日丸の内警察署から本人宛に電話があり「当て逃げの疑いがある」と言われたと、当該組合員から連絡があった。本人はすぐに警察へ出頭すると言い、このことも支局に報告した。