2581号


高速道路上での「乗客の保護」を喚起

高速道路内でタクシー降車客が発見、保護されるケースが2012年度に6件、13年度第一四半期に3件発生していたことが首都高速道路の調べで分かった。歩行者立ち入りは総件数で年間約240件程度あり、11年度には死亡事故が3件発生(タクシーは無関係)。同社は対策強化に取り組む一環でタクシーに着目し、事例が露見した。同社保全・交通部は「自動車専用道路で乗客を降車させる危険性、リスクを運転者は認識しているはず。泥酔などトラブルがあったかもしれないが、事故になれば結果は重大」と注意を喚起している。12年度と13年度第一四半期に首都高速道路内で保護されたタクシー降車客の事例(日時・路線・年齢と性別・聞き取り内容)は以下の通り。


▽12年6月16日午前0時5分・首都高1号線下り水管橋・40歳男性=泥酔、運転者と口論で降車


▽同10月19日午前6時38分・1号線上り平和島本線・40歳女性=タクシー立ち去り不明


▽同12月19日午前0時18分・大黒線下り大黒ジャンクション・40歳男性=タクシーから降車し友人を探していた


▽13年2月25日午後10時44分・8号線白魚橋料金所付近・37歳女性=運転者と口論で降車


▽同3月1日午前5時7分・6号線下り箱崎ロータリー合流支線上り・52歳男性=泥酔、運転者と口論で降車


▽同3月29日午後11時29分・3号線上り青山付近・28歳男性=酒に酔い、タクシーから降ろされた


▽同5月21日午後10時53分・7号線下り錦糸町料金所・46歳男性=タクシー故障で乗客が徒歩で一般道へ歩行


▽同6月14日午前2時27分・8号線外回り汐留料金所・39歳、40歳男性=運転者と口論になり降ろされた


▽同6月23日午後4時55分・湾岸線東行き空港北トンネル・40歳男性=運転者と口論になり降ろされた


都内でまた増車訴訟

東京西多摩交通圏のタクシー事業者リーガルマインド(あきる野市・タク19台、福祉タク2台)が先月、タク3台の増車申請却下処分の取り消しなどを求め、東京地裁に国を提訴した。福祉タクの増車認可に際して東京運輸支局が付与した条件の取り消しも求めている。増車をめぐる裁判では、同じ東京地裁で先月27日にロイヤルリムジンに対する増車却下処分の取り消しを求める裁判が出されており、今回の訴訟の行方も注目される。訴訟の日時などは未定東京運輸支局には11日現在、訴状が届いておらず、同支局は「コメントの仕様がない」としている。同社は西多摩交通圏の奥多摩町から京王自動車の営業所が撤退したことを受け、昨年8月、同地の輸送を担うことが新たな需要に当たるとしてタク3台の増車を申請。昨年12月、東京運輸支局に却下されていた。同社社長は「撤退した事業者は7人乗り車両2台を運行しており、それを補完するため3台の増車を申請した」と説明し、公共交通の一部が失われた地域の足を補うための増車申請を却下したことは、タクシー適正化・活性化特措法の活性化の趣旨や、バリアフリー新法に反すると主張。訴訟では「新たな需要を条件とする増車基準自体の適合性を争いたい」と述べる。同社では、4月に行われた福祉タク1台の増車認可に際し、乗務員の資格や乗客の範囲に関し、条件が付けられたことの取り消しも求めている。


京都タク運賃改定、土壇場でエムケイが申請し「7割ルール」をクリア

京都市域のタクシー上限運賃改定申請が7割を超えた。申請最終日の9日、エムケイ、第一交通グループなど7社が提出。最終的に44社、総車両数5009台(79.6%)と約8割に達した。8日時点では50%台後半の申請率で「あきらめの声」も一部に挙がっていたが、土壇場で「7割ルール」をクリアした。近畿運輸局は運賃審査開始の手続きに入る。標準処理期間は6カ月、来年初頭には査定が下りるものとみられる。


東個協が黒塗りの是非を理事に意識調査

東京都個人タクシー協組は11日の理事会で「黒塗り車両に関する意識調査」を実施したところ、理事の8割以上が「現行通り、黒塗りは認めない」との考えを示した。黒塗り車両をめぐっては先の総代会で総代から「認めてほしい」と要望が挙がっていたが、今回、理事の大多数が黒塗りに賛成しなかったことから、現段階で議論の進展はなさそうだ。


日個連事業協組が総代会で賦課金140円値上げ

"ちょうちん系"の全国団体・日個連事業協組は12日、通常総代会を開催し、2012年度事業報告・決算、13年度事業計画・予算など全議案を可決、承認した。10周年行事の開催や本会計の賦課金を月額140円値上げし400円とすることも了承した。


盗難個人タク皇居に突っ込む

11日午前0時過ぎ、盗まれた個人タクシー車両が皇居・乾門の鉄柵に衝突する事故が発生し、器物損壊の容疑で運転していた男性が逮捕された。皇宮警察によると、同0時過ぎに勤務員が乾門付近で停車している個人タクシーを発見。「どうしました」と声を掛けたところ、男性は車両を急発進させ前方にあった高さ1メートルほどの鉄柵に衝突した。男性は器物損壊の容疑で逮捕された。12日現在、身柄は警視庁麹町署にあり、被害にあった車両は警察が保管している。男性は年齢を42歳といっているという。警視庁は車両盗難事件として現在捜査中だ。皇宮警察によると「このような事件は過去に記憶がない」と話している。東個協交通共済によると、車両を盗まれたのは北支部の事業者で盗難事件発生当時は霞が関のタク乗り場につけ待ちをしていた。同事業者は車両に鍵を掛けずにトイレへ行き、戻ってからも車両に鍵をかけず他につけ待ちをしていた仲間と会話をしていた。その後、午前0時ごろに自分の車両が走っているのを目撃、110番通報した。同共済の理事長は組合員に向けて「車両から離れる時は必ず鍵をかけ、隙を与えないように。どんな場合でも安心しきってはいけない」と注意を呼び掛けている。