2582号


大阪のタク最高乗務距離訴訟で国は控訴せず判決確定

タクシー事業の最高乗務距離規制をめぐり、日勤運転者の最高限度250`の算出方法を違法とした4日の大阪地裁判決について、敗訴した国側(近畿運輸局)が18日の控訴期限までに手続きせず、一審判決の内容が確定した。これを受け、近畿運輸局では大阪、京都、神戸の3市域交通圏の距離数を再計算し、公示を出し直すことになった。280`など他地区並みの水準に延びる方向が出ている。国交省の自動車局長は19日の専門紙定例会見で「規制と地域指定そのものの合理性は認められている。計算方法への指摘は真摯に受け止める」と述べた。司法判断がタクシー行政の裁量権を問い、見直しにつながった判例となった。


EV蓄電池に耐火性試験義務化

国交省は道路運送車両保安基準(省令)の細目告示の改正を12日公布、15日施行し、自動車メーカーなどに対し、電気自動車(EV)の製造・改造の際、蓄電池の耐火性検証試験の実施を義務付けた。爆発しないなど安全の確保を求める。3年後の2016年7月15日以降に型式を取得する車両と、EVに改造する車が対象。国連の欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムによる「相互承認認定規則」改正を受けた措置。耐火試験のほか、耐振動、耐熱、過充電・過放電保護などの要件も追加した。


銀座でショットガン、9月2日から

東京都都市整備局は18日、9月2日から運用を開始する銀座の「優良乗り場隔地駐車場配車システム」(ショットガン方式)の概要を正式に発表した。銀座1号乗り場が対象で、同日午後9時から入溝、同10時から運用スタートする。入溝条件は、優良タク乗り場入溝資格車であることのほか、ETC機能を持ち登録料を納めた車両。入溝登録料は1台1000円程度を予定。総登録台数の数によって値段が変わる可能性もある。車両番号とETC車載機管理番号の事前登録も必要になる。


六本木に監視の目

東京タクシーセンターが設置を進めていた六本木交差点の監視カメラの運用が9月1日から始まる。街頭指導適正化推進制度の一環で、駐停車違反場所で客待ちするタクシーがいないか監視する。カメラ設置は6月ごろに完了し、現在は映像の微調整や操作方法の確認を行っている。本格的な運用はまだしていない。実際に不適正車両を発見して通報を始めるのは本格開始の9月1日から。


横浜個人協組が臨総で元職員不祥事の経過報告

横浜個人タクシー協組は13日、臨時総代会を開催し、5月の通常総代会で辞任した幹事2人の補充を行い、議事終了後には、元経理担当職員による不正事件について、通常総代会以降に判明した事実などを説明。それによると、新たに10回の不正送金があったことが分かり、使途不明金などをあわせた推定被害総額は2647万円にのぼるとしている。現在も元職員は所在不明で、引き続き刑事・民事両面で告訴する準備を進めている。


日個連交通共済調べでブレーキ起因事故が多発

日個連交通共済は17日の事故防止対策委員会で2012年度のブレーキ操作の誤りに関する事故を報告した。1年間で54件発生、毎週1件以上発生している計算だ。全体のシェアも小さくなく、駐停車中の基本動作を徹底するよう注意を呼び掛けていく考えだ。事故は信号待ちなどで停車する際にブレーキから足が離れ、前方車両に追突する例が目立つ。バックで車庫入れする際に後方フェンスに衝突、前方に急発進して他の駐車車両に衝突した連続事故や健康に起因する事故もあった。年齢別で最も多いのは61〜65歳で20件と全体の37%を占めた。