2629号


タク特定地域、東京は外れる公算大

タクシー事業者に強制力のある減車・営業方法制限を講じる改正タクシー特措法の特定地域の指定で、東京(特別区・武三地区)が外れる公算が大きくなった。営業収入などが改善傾向にあり、2020年東京五輪による需要の増加が見込まれるほか、特定地域の指定数を「台数ベースで全国半分以下」とした政府の規制改革会議の意向が重要視され、最大市場の東京を除くことで他の都市圏への指定を確保する考えが出ている。政官の鳩首協議が水面下で進行し、「東京業界は指定に賛否が分かれている」との認識が醸成されつつある。大阪は指定され、仙台は外れるなどの観測も出ているが、指定基準など不確定要素がまだ多く、駆け引きも予想される。


昭栄タクが改進タクを子会社化

東京都内の改進タクシー(足立区、55台)が昭栄自動車(同区、228台)に全株式を譲渡、同社の完全子会社化したことが25日分かった。改進タクシーは売り上げ減と稼働低下で諸経費負担が重く、単独での将来の事業存続は難しいと判断。両社トップで協議し、経営陣と職員、約120人の乗務員の雇用・管理含めた現体制の維持を基本に4日付で昭栄自動車が全株式を取得、タクシー2社総保有283台となった。


山三交通がワンダフルの全18台を譲受

関東運輸局は27日、都内タク事業者のワンダフル(江戸川区)から山三交通(江東区)へのタクシー18台の全部譲渡を認可した。車両のみの譲渡で山三交通の保有台数はタク165台に。


東京タクシーセンターが過去3年連続不良法人タク事業者を公表

サービス改善を要する過去3年間以上連続C評価事業者


イチバン流通
東京自動車
ユナイテッドキャブ
リッチネット東京


【評価対象外】評価期間中のタクセン負担金未納事業者


アクスル


大阪城公園の「新設」と「正規」タク乗り場が対立

大阪市中央区の大阪城公園には現在、大阪タクシーセンターが管理する"正規乗り場"が大手門前に設置されている。一方、豊國神社前で待つ個人タク事業者は「豊國神社前への着け待ちは神社や公園管理者から許可を得ている」と話す。また、「最初は一人で着け待ちの許可をもらったが、一人では運用できないので信用できる事業者5〜6人に声を掛けた」という。実際、豊國神社は「許可を出している。違法なタクシーは入れていない。お茶会や結婚式だけでなく、気分が悪くなった観光客にも使っていただいている」と認める。大阪タクシーセンターは事業者の活動で新たに乗り場しなった場所については「関知できない」と話す。「事業者の営業努力の一環。ホテルや商業施設でタクシー事業者を選ぶ管理者が増えてきた」とし、同センターが管轄する乗り場はあくまで全社が自由に入構できるのが前提だが、管轄外でも「違法行為が視認された場合は関知する」としている。


HVの事故が2カ月で40件以上発生で注意呼びかけ

日個連交通共済によると最近3台のHV車の全損事故があったほか、4月、5月中の事故率もガソリン車やLPG車より比較的多い実態という。都内ではLPG車よりも数が多くなったHV車だが、ブレーキの感覚などがガソリン車と違うため戸惑う人も多い。原因について同共済の理事長は「回生ブレーキに戸惑うこともあるからでは」と話している。回生ブレーキは車を止める力を電気エネルギーに替えるシステムで、強くブレーキを踏むと油圧ブレーキの割合が強まり問題ないが、ソフトに踏むと回生ブレーキが働き後ろから押される感じで「ガソリン車から乗り換えると確かに違いを感じる」や「ブレーキが遅れる感じで停止線を超えないかたまに不安になる」と実感もあるようだ。


東個交通共済では単独事故の過半数が衝突

東個交通共済発表による今年4月から5月末までの事故統計では、人身事故は追突が25件、接触が22件、衝突が8件だった。3つのうち最も強い力でぶつかる衝突事故が単独事故の過半数を占める26件と多い。前年同期比でみると6件減少しているものの、依然数は多い。事故件数総合計で見ても252件中114件が衝突によるものだった。