2637号


東タク協が「固定給乗務員」具体化へ

タクシー乗務員の固定給や短時間勤務に向けた動きが都内タクシー業界で具体化してきた。東京ハイヤー・タクシー協会労務委員会は8月27日、若者や女性を採用するための固定給や短時間勤務の導入に向け小委員会を立ち上げ、議論を本格化させた。深刻化する人手不足解消のため、「オール歩合給」や「隔日勤務」といった都内タクシーの"常識"の変革に踏み込む。中小企業も可能な対策を講じる。第1回会合では、事務局が作成した完全固定給制の月額給与の試算を基に議論。手始めに副会長自ら自社で固定給乗務員を募集し、どの程度反応があるか確認する。検討を進め、本委員会で方針を提案する。


都内法人タク譲渡譲受3件認可

関東運輸局は8月27日、都内で3件のタクシー譲渡譲受を認可した。東都タクシーは東都無線タクシーにタク15台を譲渡。両社のタクシー台数は東都タクシー161台、東都無線タクシー246台となる。ANZEN新宿は坂下営業所のタクシー120台全てをANSEN板橋に譲渡し、同営業所を廃止。両社タクシー台数は同新宿が120台、同板橋が190台に。羽田交通は扇橋交通にタクシー8台を譲渡。両社の保有台数は羽田交通がタクシー100台、都市型ハイヤー6台、福祉車両4台となり扇橋交通はタクシー104台に。


都個協は臨総で「偽三ツ星」発覚で罰金制導入

東京都個人タクシー協会は8月26日、臨時総会を開き、マスターズ不正表示・入構への緊急対策を決めた。具体的には過怠金の徴収や優良タクシー協会乗り場への一定期間の入構自粛などで、過怠金額は優良乗り場不正入溝で一律10万円、マスターズ不正表示▽飲酒・酒気帯び運転▽無免許運転▽無車検運行で10万円以下、「その他違反」「個人タクシーとしてあるまじき行為」をした場合も違反の内容に応じ過怠金が徴収される。このための規約改定が了承された。これにより、都個協は理事会決定で会員団体を通じて事業者から過怠金を徴収できるようになった。施行は10月1日から。


広島の水害・土砂災害で営業車水没など

広島県で発生した一連の水害・土砂崩れの自然災害で被害を受けた個人タクシー事業者は8月25日時点で、でんでんむし系の広島県個人協組で6人、ちょうちん系の相互協組で1人が確認された。最も被害の大きかった広島県個人協組では家屋損壊・車庫全損・営業車水没1人をはじめ、営業車水没が2〜3人、家屋床下浸水が3人となった。このうち車庫に土砂が入り込むなどの被害が数件あった。最大の被害を受けた事業者は自宅家屋が隣家に倒れ掛かり、車庫と車両も失った。相互協組では車両水没が1人だった。両団体とも生命の被害はなかった。