2639号


増車訴訟でタク事業者の敗訴相次ぐ

タクシー事業者が国を相手に起こしている「増車訴訟」で、原告側が敗訴するケースが各地で相次いでいる。札幌エムケイ、リーガルマインドに対する判決がそれぞれ11日札幌地裁、12日に東京地裁であり、争点となった旧タクシー特措法の増車審査基準「新規輸送需要の発生要件」に該当しないと判断された。ロイヤルリムジンの訴えも最高裁で上告が受理されず、逆転敗訴した東京高裁判決が7月に確定している。新規需要発生要件は特措法の改正で需給判断を通じた仕組みに改められ、準特定地域の増車は増車枠が出た場合、優良な事業者を優先して配分される。需給判断は8月1日をめどに国土交通省・地方運輸局が出す予定だったが、「特定地域指定基準」の策定の遅れなどを受け、実行されていない。特定地域では増車は禁止となっている。


公安環境研が講演会参加者の個人情報漏えい

交通安全環境研究所は、主催した講演会・シンポジウムの参加登録者の個人情報を漏えいしたことをこのほど発表した。2009年度以降の講演会などに申し込んだ2477人分の氏名・所属・連絡先がインターネット上で検索・閲覧可能状態となり、うち802人分に外部からアクセスがあった。ホームページを改修する際、設定を誤ったことが原因。二次的な被害は確認されていないという。同研究所は国土交通省自動車局所管の独立行政法人。


都内事故の7月末現在、前年同期比403件減

秋の交通安全運動が21日からスタートするが、警視庁の調べでは都内ハイヤー・タクシーの今年の事故件数は7月末現在、2300件で前年同期比403件減、死亡事故は2件で同1件減だ。8月にタクシーによる二輪運転者の死亡事故が発生。今月8日には、巣鴨警察署管内でタクシーが第3当事者で関与する死亡事故も発生した。8日の事故は、午前3自30分ごろ、豊島区南大塚3の23の春日通りで、交差点付近の横断禁止場所をを渡ろうとした男性(26)を、明治通りから進行してきた普通貨物車が衝突。さらに、同方向から進行してきた法人タクシーが轢過(れきか)した。歩行者の男性は頭を強く打ち死亡した。貨物車の運転者は47歳、タク乗務員は45歳でともに男性。タクシーは実車中で乗客にけがは無かった。


川口の死亡ひき逃げでタクシー乗務員を逮捕

6日午前0時24分頃、埼玉県川口市末広2丁目の市道交差点で73歳男性がタクシーにひかれ、間もなく搬送先の病院で死亡した。川口警察署は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、法人タクシー乗務員・中村龍浩こと金龍浩容疑者(64)を逮捕した。同署によると、事故当時に金容疑者のタクシーに乗車していた女性2人が降車後、事故現場の交通規制を行っていた警察官に相談。同署はタクシーを特定して手配し、秩父市内ををタクシーで走行していた金容疑者を逮捕した。


HV駆動用バッテリーは交換に要注意!!

数年前に導入したHVの駆動用バッテリーの交換が発生している。初代プリウスなど昔に導入したクルマは現在、各地で同バッテリーの交換が行われている。燃料費がガソリン車などと比べて圧倒的に安く、個人タクシーにも増え始めているHV。駆動用バッテリーは通常代替えまで持つが、交換の必要性が出る場合もある。同バッテリーは通常のガソリン車のバッテリーと違い、高圧電流が流れるシステムであることから、事故・交換時に個人タク事業者自身が触れると大きな危険がある。交換の必要が出た場合、修理に出すことになるわけだが、その際の費用はプリウスが約17万円、クラウンHVが約23万5000円になる。注意点としてディーラーでは「自分では決して触らないように」と説明している。さらに長持ちさせるには普段の営業で、「ふんわりアクセルでゆっくり加速」がいいとも話す。