2646号


個人タクの「事前試験制」導入へ

国土交通省は個人タクシー事業の譲渡譲受制度を見直し、譲受者が確定する前に受験できる「事前試験制度」を来年4月をめどに導入、年間の法令試験の回数も全国一律3回に復活させる方針を決めた。地理試験は年1回に据え置く。自動車局長が10月28日、専門紙との定例会見で明らかにした。試験の実施時期などを固めた上で、年内にも関係通達の改正案を策定し、意見募集の手続きに入る。


全自交の集計で「全国運賃と比較して東京の運賃は安い」と反証

全自交労連は全国のタクシー運賃を2`換算で比較する独自の集計をこのほどまとめた。「利用者に割高なイメージがある」として、初乗り距離短縮が検討されている東京の初乗り2`730円運賃が、全国的には安い水準にあることを示し、導入反対の論拠として用いる考え。同集計は各運賃ブロックの上限運賃を普通車、中型車、小型車に区分けして比較した。2`換算運賃の最安値は普通車、中型車でみると沖縄県本島の580円。次いで沖縄県離島、大阪府全域、和歌山有田・御坊地区と続き、東京など複数地域が採用する730円は全国5番目の安さだった。小型車でも東京より安い運賃は13ブロックにとどまる。逆に2`換算でもっとも高いのは、秋田県A(秋田市)の中型で1030円だった。地方部では900円超の水準も多く、運賃を高く設定せざるをえない厳しい経済状況を伺わせる。


全個協は偽三ツ星対策で規定改正を審議

全個協は来年3月の理事会で審議予定の「優良個人タク事業者認定規定等の一部改正・新規規定」の提案内容を検討した。都内で起きたマスターズ不正表示・入構問題を受け内容を微調整した。「認定と異なる称号を張り付けている事例があり、制度の根幹を揺るがしている」ため「制度に沿って適正表示されているか確認・維持・管理が必要となった」としている。今後も意見聴取し審議を重ねる。