2648号


危険ドラッグ使用者による事故で都内タク会社が受けた被害は

今月3日午前6時16分ごろ、中野区本町の中野坂上交差点で危険ドラッグ使用者(48)が運転するトラックが、片側4車線で右折待ちしていた三和交通荒川のタクシー右後部に衝突、タクシー乗務員(64)と乗客1人が怪我をする事故が発生した。保険の支払いがスムーズになされず、同社の管理者と被害に遭った乗務員は困惑している。同事故で乗務員は頸椎捻挫、後頭部・胸部打撲で全治10日の怪我を負った。加害者は3日、過失運転致死傷罪で逮捕。同社は警察を通し診断書を提出、加害者が入っていた保険会社もしくは自賠責保険請求書を求めたが、加害者の個人情報は開示されなかった。加害者側からのコンタクトは現時点で無く、同社は修理費用と治療費を立て替え、乗務員は医療費が返ってくる確証がないため自費での治療に足踏みし、13日現在、自宅療養している。


日本交通元乗務員逮捕で謝罪

タクシー車内の酔った女性客に性的暴行を加えようとして元乗務員(45)が逮捕された事件で、都内日本交通は13日、ホームページ上に謝罪文を掲載し、事件の発生をわびた上で「公共交通機関を担うプロドライバーとしての自覚を持って社会的使命を果たし、安全・安心な輸送機関として皆様からの信頼を構築できるよう、従業員一人一人にコンプライアンス意識の向上を一層図るべく教育を再徹底し、信頼の回復に全力で務める」としている。
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大阪の個人タク襲撃者3人が逮捕

大阪市住之江区で9月に個人タクシー事業者(67)が3人の男に襲撃された事件の容疑者が捕まった。大阪府警住之江警察署は強盗傷害の疑いで6日、無職A(20)とB(21)を強盗傷害の疑いで逮捕。同じく9日に建築作業員C(20)を逮捕した。容疑は4日午後、同区で客を装った容疑者Aがタクシーに乗車。その後B・Cの待ち受けている場所まで走行、停車させ、事業者の顔面を殴るなどして現金約1万5千円を奪った。住之江署によると、A・B容疑者は9月下旬に三重県内で置き引きをしたとして三重県警が逮捕。余罪が追及された中で、大阪で個人タクシーを襲い金銭を奪ったことが判明し、10月中旬に三重県警から同署に連絡があったという。調べでC容疑者の存在が浮上。その後、9日午前にC容疑者が同署に出頭し逮捕となった。


全大阪個人協組がヘイローと正式契約

全大阪個人タクシー協組は10日、ヘイロー・ネットワーク・ジャパンと正式契約を結んだ。AED搭載実験に従事した10人に加え、約50人が配車用アプリケーションをダウンロード。アプリ配車の拡大で、需要を掘り起こす。


都個協の執行部責任問題が浮上

マスター不正表示・優良タクシー乗り場不正入構問題への対応や一部事業者の相次ぐ不祥事などをめぐり、東京都個人タクシー協会執行部の責任問題が浮上してきた。東個協系の理事2人が先週までに辞任届を協会側に提出。届け出自体は取り下げられたとみられているが、他の理事の動向に波及する可能性がある。東個協系理事の1人は辞任届で「誓約書の提出、優良タクシー乗り場入構自粛の決議には賛成したが、結果として多くの事業者が不利益を被ることになり、責任を感じる」と自戒した。その上で「正副会長との意見の隔たりを強く感じる」と運営方針自体にも疑問を呈した。近年、無車検運行や飲酒運転での事故など個人タクシー制度の存在を揺るがす不祥事が立て続けに発生。都個協はそのたびに対策を講じてきたが、都内団体幹部は「トップ陣は責任を取らず"トカゲの尻尾切り"ばかり。一般の事業者の不満は相当高まっている」としている。


Uberが法人優先から方針変更し個人タクと契約

都内でハイヤー・タクシーの配車業務を手掛けるUber Japan(ウーバージャパン)が都内個人タクシーとの提携を始めた。実際に提携した個人タクシー事業者は「10月初めに勧誘を受けた。少なくとも10人以上の個人タクシー事業者が提携している」と明かす。さらにこの事業者によると「仕事は多いが、3千円以上がない」「やめようとすると貸与されている配車用タブレット端末の使用料を請求された」など不満の声も上がる。提携した事業者が勧誘を受けたのは、深夜付け待ちをしている時、若い男性2人が、行灯の別や車色は選ばず"個人タクシー"に絞って勧誘していたという。「一銭もかからない。ペナルティーはない」と聞き加入を決めた。一方で「紹介料5万円をもらえると聞いたが、ウーバーからは『本当に払えるかはわからない』と言われた」とも語った。乗客の多くは40歳以下で「3千円以上の仕事はないので、繁忙時の午後11時から午前1時まではスイッチを切り、そり以降、お客が減った時に使っている」という。待ち合わせ場所が「ある店の前で」といったように乗客が指定してきた場所のみで対応しなければならず「実際、そんなことは難しい」という。キャンセルも多く、ある時は乗客の目前でキャンセルされたこともあるという。キャンセルになると時間が無駄になる上にペナルティーもあったと話す。