2659号


タク準特定地域需給判断で郡山、新発田で増車枠

全国153のタクシー準特定地域の需給判断と「適正台数」が1月27日付で各地方運輸局から一斉に公示され、福島・郡山交通圏と新潟・新発田市Aの2カ所で「増車可能枠」が出た。郡山は4台分不足し、既存法人事業者の増車や個人タクシーの新規参入に配分され、申請受け付けが始まった。新発田市Aの増車枠は1台分。反面、東京、大阪をはじめ全国的に供給過剰状態が続いていることが浮き彫りとなった。改正タクシー特措法で復活した需給調整機能が、同法施行から1年わ経て実質的に動き出した。


東京のタクシー適正台数を関運局公示

東京のタクシー準特定地域の適正台数

上限
下限
13年度末台数
特別区・武三
27,096
24,086
28,158
北多摩
1,808
1,607
1,749
南多摩
1,247
1,086
1,240
西多摩
209
186
209
※ 上限は実働率80%。下限は特別区・武三、北多摩、西多摩が同90%、南多摩が同92%


関東運輸局は1月27日、管内1都7県のタクシー準特定地域の需給判断結果と適正台数を公表し、29交通圏すべて増車可能枠は出なかった。東京4交通圏の適正台数を見ると、特別区・武三の現有台数は28,158台で上限値より1,062台削減すれば到達する。特別区・武三含め「その他ハイヤー」のある7交通圏の適正台数は一般タクシーと合算した数値。一方、北多摩、南多摩は引き続き適正台数の上限を下回り期間限定減車の対象地域に再指定。西多摩は上限値に達した。


関東7県25交通圏の適正台数
交通圏
適正台数
2013年度末台数


上限
下限

神奈川 京浜
6,379
5,509
6,901

県央
2,467
2,104
2,237

湘南
384
341
389

小田原
455
405
501
千葉 京葉
1,475
1,307
1,515

東葛
1,025
911
1,105

千葉
1,128
1,002
1,368

北総
759
674
821

市原
314
276
385

南房
365
305
433
埼玉 県南中央
2,469
2,195
2,552

県南東部
1,248
1,109
1,322

県南西部
1,504
1,337
1,562

県北
420
373
450
群馬 東毛
294
248
357
群馬埼玉 中・西毛
962
783
1,098
茨城 県北
422
322
488

水戸県央
592
515
757

鹿行
248
193
328

県南
774
627
934

県西
306
246
397
栃木 宇都宮
697
619
845

県南
439
379
520

塩那
201
166
254
山梨 甲府
366
325
397


国際自動車の割増賃金未払い訴訟で東京地裁は歩合給控除無効

都内タクシー乗務員14人が、時間外や深夜・休日の割増賃金と交通費の支払いを会社に求めていた訴訟で、東京地裁は1月28日、原告の主張の一部を認め、2年分の割増相当額約1457万円、1人あたり約59万〜164万円の支払いを命じる判断を出した。付加金は認めず、交通費の請求は却下。訴訟費用は双方の折半とした。原告は全て国際自動車・城南の乗務員と元乗務員。同社は即日控訴した。訴訟リスクを避けるため、タクシー各社の賃金体系見直し動向に影響する可能性がある。


タクシー死亡事故今年4件目

警視庁によると1月25日午前1時13分ごろ、品川区中延6丁目3先路上の国道1号線で、環状7号線方向から五反田方向へ実車で進行中のタクシー(乗務員58歳)が、西大井方向から荏原町駅方向へ赤信号で横断歩行中の男性(56)をれき過し、死亡させる事故が発生。今年に入りたくが関与の死亡事故は法・個で4件発生している。そのうち3件に「夜間、信号無視もとくは横断禁止場所をわたる歩行者が右側に現れて車に衝突する」という共通点がみられる。


都内「ゆすり」連続発生

都内でタクシー運転者を狙った「ゆすり」事案が連続発生している。東京タクシー防犯協力会によると1月21日時点で12件の被害報告が寄せられている。発生場所は23区各所だったが、1月18日には多摩地域でも発生した。犯行の手口は「ドアにメガネが挟まって壊れた。弁償しろ」「外国で購入した高価なメガネで30万円くらいする」「(お金がないと告げると)弁護士に連絡して請求する」などと脅し、現金を要求するもの。犯人の特徴は、男1名、年齢30〜40代、身長170〜175cm、小太り、短髪、サングラスあるいはメガネ、口ひげ(鼻の下、顎下)


都内個人タク今年2件目の死亡事故

今年2件目の個人タクシーが関与する死亡事故が発生した。東個交通共済などによると1月28日午前2時30分ごろ、荒川区西日暮里1丁目41先路上の道灌山通りで、個人タクシー事業者(67)が宮地交差点方向に進行中、前を走る自家用乗用車が路上横臥者の女性(70)をれき過し、同個人タクシー事業者も間に合わずひいた。女性は救急搬送先で死亡が確認された。同29日現在、事故に至る前の状況や逃走した乗用車の行方は捜査中。



国交省メールマガジンからの抜粋

法人タクシーの死亡事故

1月25日(日)午前1時13分頃、東京都の国道の交差点において、都内に営業所を置く法人タクシーが乗客1名を乗せ片側3車線の第三車線を青信号で運行中、右側から飛び出してきた歩行者をはねた。この事故により、当該歩行者が死亡した。事故当時、当該歩行者は酒に酔っていた模様。

個人タクシーの死亡事故

1月28日(水)午前2時30分頃、東京都の都道において、都内に営業所を置く個人タクシーが空車で走行中、前を走行していた車両がはねたとみられる歩行者を轢過した。これにより、当該歩行者は死亡したが、事故現場の道路を横断中だったのか、前の車両がはねる前に倒れていたのか等、どの時点で死亡したのかは不明。前を走行していた車両はその場を立ち去った模様。