2726号


ウーバーと提携したトヨタの社長が全国ハイタク連合会会長に提案

全国ハイヤー・タクシー連合会とトヨタ自動車は「未来の日本のタクシー」創造に向け、互いに連携していくことで合意した。富田会長が9日の全国専務理事会議などで、豊田社長から提案があったことを明らかにした。全タク連からはライドシェア対策への支援を要望している。今後、両者で会合を持ち、対外的に発信していく。21日に初会合。豊田社長からは「(ウーバーとの協業は)あくまで国外の話だ。トヨタを、豊田章男を信じてほしい」と繰り返し申し開きがあり、「トヨタとしてはタクシー業界を全面的にバックアップし、絶対に迷惑をかけない、という話があった」と説明した。


納得!初乗り短縮運賃

東京特別区・武三地区で、公定幅運賃の変更要請の提出率が法人タクシー台数ベースの7割を突破し、関東運輸局が審査を行う基準を満たしたため距離短縮運賃の導入が現実化している。東京交通新聞が初乗り距離短縮運賃を中心に運賃制度のポイントをまとめた。


◆ 個人タクシーも初乗り短縮しなければいけないのか?


基本的にはそうなる。現在、改正タクシー特措法の特定・準特定地域では「公定幅運賃」制度が導入されており、各運輸局が定めた幅の中でしか運賃を選べない。今回の初乗り距離短縮運賃が実施される際は、公定幅自体が現行の初乗り2`700〜730円(普通車)から初乗り1`強の新運賃幅に変わる見込み。運賃を変更しなければ、行政が指導や変更命令を行い、最終的には事業許可取り消しもありうる。


◆ 運賃裁判では国が負けている


下限割れの安い運賃で営業しているエムケイグループなどは、公定幅の中に収まるよう値上げを迫られ、国の変更命令を不服として裁判所に提訴。今のところ国の敗訴が続いており、公定幅の下限を安売りタクシー会社の運賃水準まで下げる改定をした地域もある。


◆ どんな運賃になるか


現在、法人タクシーが申請しているのは初乗り距離1.1`前後410円が大半。チェッカーグループは1.3`前後490円で出している。加算はともに80円。初乗り距離や加算距離は各社で微妙に設定が異なるが、おおむね2`走行時には現在と同じ730円になるよう調整している。
初乗り短縮の減収を、加算距離の増収で埋め、平均的な収支を変えないという仕組みなので、長距離利用者には値上げとなる。公定幅を決めるのは関東運輸局だが、申請内容に近い運賃幅を設定することが予想される。


(次号に続く)