2802号


国交省の事業用自動車事故調がタクシー初の調査・分析

バス・タクシー・トラックが関わった交通事故のうち、社会的影響が大きい事故の原因を調査・分析する国土交通省の事業用自動車事故調査委員会は、このほど4件の報告書(貸切バス1、タクシー1、トラック2)をまとめた。タクシーの報告は初めて。追い越して分離帯に衝突したケースが取り上げられた。調査対象となったタクシーの事故は昨年5月30日午後10時ごろ、東京・江戸川区の都道で発生。市川交通自動車のタクシーが客1人を乗せて片側3車線道路の第2車線を走行中、低速で走っていた前方の道路維持作業用自動車を左側の第1車線側から追い越し、第2車線へ戻ろうとした際、タクシーの左前部が側道と本線の分離帯に衝突、乗客が死亡し、運転者が軽傷を負った。報告書は「法定速度超過や左側からの追い越し、わき見運転といった法令違反があった。適性診断を受診させていなかったなど事業者の安全指導が不十分」と指摘。「乗客にシートベルトの着用を案内せず、事故の衝撃で客が前方へ飛び出し、ドアの支柱に頭部が衝突した」などと分析した。




高齢者の免許更新早めに

高齢ドライバーにとって重大な問題が起きている。運転免許更新時に受けなければならない認知機能検査(75歳以上)と高齢者講習(70歳以上)で、実施している自動車教習所の受け入れ容量が足りておらず、予約が取れずに免許を失効するおそれが生じている。特に今年3月施行の改正道路交通法で制度が変わり、75歳以上の人は検査と講習を同日に行うことが難しくなった点が要注意。検査を受けるのが更新期限ぎりぎりになってしまうと、その後の予約が間に合わず、期限を過ぎて免許を失効してしまうおそれがある。検査と講習は更新期限の6カ月前(誕生日の5カ月前)から受けられるようになっており、その時期に検査と受講を呼び掛ける葉書が届く。更新が迫ってからあわてて予約しようとしても間に合わない可能性が高い。


次号は元日付の新春特別号となります